返り血が少ない
冤罪の根拠として挙げられるもう1つが返り血の少なさです。犯人は次々にナイフで人を傷つけていたので、当然返り血を浴びているはずです。
しかしながら、事件当日に加藤智大が着ていた上着には返り血がほとんど付いていませんでした。上着だけでなくナイフを握っていた手にも返り血が付いていなかったのです。
道路にはおびただしい量の血が残っていて、モザイク処理をするテレビもあるほどでしたが、なぜか加藤智大には返り血がほとんどついていないのです。
その他のおかしい点
他にも、犯行の無計画さから冤罪ではないかと疑う声もあります。
たとえば、犯行に使ったナイフをショッピングモールで購入していますが、その防犯カメラに購入している加藤智大の姿が映っています。防犯カメラのあるところでわざわざ購入するでしょうか。
また、犯行中にネット掲示板で実況をしていたようです。このように数々の証拠を残しておきながらわざわざ犯行を起こす人がいるのかという点で、実は犯人は別にいるのではないかという説が浮上しているのです。
しかしながら、このように数多くの謎があって冤罪の可能性はゼロではないとしても、決定的なものはまだ見つかっていないのが実情です。
衝撃的な事件は事件後も人々を考えさせる
秋葉原通り魔事件はその事件の衝撃性からあまりにも多くの人々にインパクトを与えました。その事件のおかしい点が数多く取り上げられ、冤罪説も出ているほどです。
これからまた新発見もあるかもしれませんが、冤罪説を裏付ける決定的な証拠はまだ出ていません。
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