奈落の底からの復活
船井の相子作戦を聞いたカイジは疑うこともなく提案を受け入れます。船井が提案した作戦通りに進めれば12回とも同じ物を出して終了です。
しかし、船井はこともあろうに途中で事前のやり取りとは別のカードを出してカイジに勝ってしまいます。
船井は初めから相子で終わらせるつもりはなく、カイジを騙して星を奪うことが目的だったのです。
船井に騙されたカイジは星を1つまで減らし絶対絶命の状況に追い詰められますが、その後同じような境遇の仲間と協力して盛り返しに成功します。
カイジの機転による大逆転劇
ギャンブルが終盤を迎えた所でカイジは再び船井と対決をすることになります。
初対決同様に巧みな話術でカイジたちをピンチに陥れますが、同じ轍は踏みません。船井が気の緩みで漏らしてしまった一言を聞き逃さず船井の作戦を見抜きます。
カイジに作戦をバラされてしまったことで他のプレイヤーは誰一人船井と勝負をしてくれません。
限定じゃんけんは終了時点で星が3つ以上あってもカードを使い切れなければ失格です。途方に暮れる船井にカイジは自分が圧倒的に有利な条件で勝負を提案します。
理不尽すぎる要求に憤慨するも他に選択肢がない以上、船井は受け入れるしかありません。散々煮え湯を飲まされ続けたカイジが最後に船井に一泡吹かせるという大逆転劇で限定じゃんけんは終了します。
エスポワール船以降の船井
船井はエスポワール船に乗車した時点で借金はチャラになりましたが、船で借入をしたことで新たに1000万円の負債を抱えています。帝愛が債務者に借金を返済目的で与えるギャンブルチャンスは2回までです。
船井は自身で語っていたように限定じゃんけん2回目のリピーターなので、1000万円は自力で返済することになります。
漫画で船井のその後について語られていませんが、普通に働きながら1000万円という大金を返済するのはほぼ不可能です。
債務不履行を避けるためにカイジと同様に地下労働施設に強制連行された可能性が高いと考えられます。
今後の登場の可能性
カイジでは一度出番を終えたキャラクターが原作内で再登場するケースは殆どありません。キャラ的に地味な船井も原作の再登場は限りなく0に近いです。
しかし、原作は難しくても地下チンチロの大槻班長、帝愛幹部の利根川のようにスピンオフ作品であれば再登板できるかもしれません。
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