なぜ白髪になる?
そもそも髪の毛がなぜ白くなるのかが気になるところですが、実は毛髪というのはもともとが白髪であり、後から色が付けられることで黒い髪の毛になると言われています。そして色の素となるのがメラニン色素であり、この色素はメラノサイトと呼ばれる細胞の働きによって産生されています。
ところが、メラノサイトの活動が低下し、メラニン色素が作られなくなったり、毛母細胞へと受け渡しがされるはずの色素が上手く渡らなくなったりすることで、白髪はどんどん増えていってしまうのです。
白髪が増える要因は?
白髪は、一つの原因だけで発生しているわけではありません。次のようないくつかの要因があり、改善できる部分に関しては改めていく心掛けが必要と言えます。
ストレス
メラノサイトの働きが低下することで白髪リスクが高くなるとされていますが、その引き金になり得るのがストレスです。ストレスは自律神経に影響し、血行不良を引き起こします。
するとメラノサイトへの栄養供給も滞るようになり、髪に色を付けるためのメラニン色素も生成されにくくなってしまうというわけです。
乱れた食生活
食生活の乱れにも要注意です。ジャンクフードやインスタント食品、ダイエットによる過度の食事制限など、必要な栄養が不足しやすい生活スタイルは細胞の働きを低下させ、白髪リスクも高まるとされています。
睡眠不足
睡眠は成長ホルモンを分泌させるための大切な時間であり、成長ホルモンは髪の健康とも密接な関係があります。ところが十分な睡眠時間を確保できなかったり、質の悪い睡眠になったりするとホルモンの分泌が低下してしまいます。
結果的に若白髪が増えやすくなることが考えられ、また、睡眠不足はストレスの原因にもなり得るでしょう。
遺伝
遺伝的な要素も、白髪の発生と大きな関係があると言われています。その場合は先天性の体質により、10代、20代という早いタイミングから白髪が発生しやすい傾向があるようです。
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