スポンサーリンク

「おいたわしや兄上」鬼滅の刃・縁壱が黒死牟に放った言葉の意味とは

漫画・小説
スポンサーリンク

「おいたわしや兄上」縁壱はなぜそう言ったのか

漫画の中で、ふたりは共に鬼を狩る組織・鬼殺隊に所属していました。

特に縁壱の強さは抜きん出ており、黒死牟(当時は厳勝という名前でした)はそれをコンプレックスに思っているような描写です。

確かに、近しい兄弟や好きな友人が、自身よりずっと先を行っているのを見ると、嫌になったり、嫌みな言葉を言いたくなる気持ちがわきだすこともあります。

しかし黒死牟は、弟を羨ましく思うだけではなく、嫉妬し、憎みました。

厳勝から黒死牟へ

縁壱は、作中でも鍵となる「日の呼吸」を体得しますが、黒死牟はそれができませんでした。しかも、体に痣があらわれ、そうなった者は25歳まで生きられぬと言われ、絶望します。

そのタイミングで、無惨が鬼になることを提案し、黒死牟は彼の提案を受け入れてしまいました。鬼になってからは、無惨の配下で首位である上弦の壱になりました。

もしかしたら、ここで弟を抜いたと思えたのかも知れません。

兄・黒死牟は鬼となり、弟・縁壱は鬼を狩り続けました。やがで縁壱は老い、顔に皺も目立つようになります。対して黒死牟は、人ではない外見になっていましたが、強さも若さも変わりませんでした。

圧倒的な強さを得た黒死牟に、縁壱は一言「おいたわしや兄上」と呟くのです。

ふたりの戦いの結果はコミックスを見ていただくとして、縁壱がなぜ、「おいたわしい」と告げたのか、これが「鬼滅の刃」という作品の根幹に類するものだと考えます。