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烈海王はモナリザ?コラの目を変えたイラストが発見された経緯を調査してみた

漫画・小説
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目の錯覚を利用したコラ画像

検索エンジンでモナリザを調べようとするとサジェスト機能によって「烈海王」と表示されることがあります。烈海王は日本の人気漫画『グラップラー刃牙』に出てくる格闘家ですが、彼の顔をモナリザの左目部分に重ねたコラ画像がサジェスト機能に影響しているのです。

画像を拡大して注視すればコラ画像と分かりますが、画像検索で表示される小さい画像では細かい部分が潰れてしまい、烈海王の顔を認識するのは容易ではありません。何の加工も施されていないモナリザの画像に見えてしまうことから、この画像を作った人は天才の発想を持っていると称賛されました。

ネット上では人が持つ違和感を利用したコラ画像が幾つも存在しますが、モナリザ画像は話題性や質の高さが突出していると言えるでしょう。

当初から話題になっていたコラ画像

モナリザの烈海王コラ画像が初めて話題になった時期は明確ではありませんが、2009年にこの画像を取り上げた個人ブログが確認されています。このブログではフリーの画像掲示板で見つけたコラ画像を転載したと記されていたため、画像そのものは2009年より前に作られたことになります。

作者や作った経緯などは不明ですが、高度なコラ画像はブログで取り上げられた当初から話題になっていました。2010年代になるとまとめサイトが流行し、話題になっていたコラ画像も複数のまとめサイトで取り上げられました。

結果、グラップラー刃牙を知らない人や美術に関心を持たない人でもコラ画像は知っている、という事態が生じたのです。