20人に1人の日本人男性が色覚の障害を持っている
色覚に異常がある人は、日本でも少なくありません。
女性より男性の方が、色覚に異常がある人が多いと言われています。日本人男性のおよそ5パーセントが色覚に何らかの異常があり、20人に一人の割合です。
日本人女性の中にも色覚に異常を持つ人がいて、その割合はおよそ0.2パーセントです。これらの割合はどちらも、生まれつき色覚に障害を持っている人の割合です。
色覚障害は後天的に発症する場合もあるので、実際には上記の割合よりも多くの人が色覚に障害があると推測されています。
日本だけでなく、世界にも同じように色覚に障害を持つ人がいます。
色覚の障害を調べるための絵のテスト
色覚に障害があるか調べたい場合には、絵を使ったテストをおこなう必要があります。
色覚テストに使用されている絵は、丸い図形が多く使用されています。それぞれの丸い図形には色が塗られていて、図形ごとに塗られている色が違います。図形の大きさも異なっていて、これらの丸い図形を数多く使って一つの絵を描いています。
色覚テストに使用されているこうした絵の特徴は、特定の部分だけ別の種類の色が使われていることです。
色覚テストに使われている絵には動物が描かれていることが多いですが、動物が描かれている部分だけ背景とは違う系統の色になっています。
そのために、色覚に異常がない人ならば、絵に描かれている動物の姿を正しく見分けることが可能です。
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