三菱自動車株価が安い理由①：コンプライアンス意識の欠如からくる不祥事による業績悪化
三菱自動車はかつて2000年と2004年にリコール隠しを行い、社会的にも大きな問題になりブランド名を失墜させ、当然売り上げも大きく落ち込みました。
それから10年以上経った2016年に再び燃費を良く見せる為にデータを不正していた事が発覚します。その結果再び売り上げは大きく落ち込みます。
このようにたった15年余りに3回もの不祥事が起こりました。しかしほとんどの従業員はクビになる事もなく、そのまま働き続けています。
いくら変革をしようとしても、中々従業員の意識が変わる事もなく、会社の体質も簡単には変わりません。
その結果何回も不祥事を繰り返す事になり、その都度売り上げは落ち込み、社会的にも信頼を失っていき株価も低迷します。
そして益々売り上げは落ちていき業績が悪化するという負のスパイラルに入っている為、中々株価上昇は期待出来ないというのが実情です。
三菱自動車株価が安い理由②景気後退懸念や新型コロナ拡大、世界情勢の不透明感
特に自動車業界は景気変動の影響を受けやすく、自動車銘柄は脆弱です。何か起こるとそれに影響され、株価は上下します。
三菱自動車株も同様で、2019年以降を見ると米中貿易戦争によって製造業は業績が悪化し、2020年は新型コロナウイルスの拡大影響で売り上げは大きく落ち込みます。
そして2021年にコロナが少し収束に向かい始めた事により、多少景気回復の期待もあり業績は回復しつつありましたが、2022年になってロシアによるウクライナ侵攻で再び景気の動向は不透明になってしまいました。
当然こうした世界情勢によって、景気の減速懸念もあり業績は不透明になり、それが株価にも影響しています。
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