金融業が売り上げのトップ
オリックスは金融をはじめ、不動産やリース、投資事業など様々な業態から構成される会社です。売り上げに占める割合が最も大きいのは、クレジットカードを含む金融業です。
因みに、次に売り上げが大きいのは不動産事業又はリース業です。これらの事業形態は景気に左右されやすいので、世界的な経済の停滞が株価の低迷を招きます。但し、オリックスの株価は長期的に上昇傾向が続いていました。
2016年半ばに1,300円近くまで下落しますが、それ以降は2,000円付近まで上昇しています。それがコロナショックで暴落し、2021年に入って落ち着きを取り戻しつつあります。
因みに、最新のアナリスト株価予想(2022年8月)では、約2,850円が平均となっています。
世界情勢に左右されやすい
オリックスは事業の多角化により、経営自体は安定しています。但し、同社の株価は世界情勢に左右されやすいという特徴があります。
これまで経験した株価の暴落も、世界的な金融危機が招いたものでした。
先ず挙げられるのはリーマンショックで、3,000円(2007年6月)台の株価が、200円(2009年2月)台にまで下落しています。
下落前は株主優待や高配当金で人気でしたが、リーマンショックではそうしたメリットもぶっ飛んだわけです。
次に暴落を招いたのは、2015年に発生したチャイナショックです。
そこでは2,000円(2015年5月)近くの株価が、1,300円(2016年8月)近くまで値を下げています。
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