ダンボールニットの構造とは?
日本において人気急上昇のダンボールニットですが、ファッション誌をまったく読まない人にとってはまだまだ聞き慣れない言葉/素材というところがあります。
そういった方々のためにこの素材がどんなものなのかをまず説明すると、梱包材のダンボールと基本的な構造が被る事が呼称の由来となっています。
梱包材のダンボールは表側の紙と裏側の紙の間に波を打つような感じでもう一枚の枚が挟まっており、内側の紙が厚みを創り出しています。
衣料素材のダンボールニットは表地と裏地を中糸でつないだような3総構造となっており、断面図的には梱包材のダンボールと見た目がよく似ています。
ダンボールニットのメリット
そんなダンボールニットには多数の長所・メリットがあり、それが人気の秘訣となっています。
まず3層構造で分厚くて隙間部分に入り込んだ空気が断熱効果を生み、早春や秋冬シーズンには抜群の保温性を発揮してくれます。
一方で分厚いのに中は空洞に近いため、コートをはじめとする重衣料を着用している時のような重さはなく、軽やかに着られます。
そしてニット素材だけにストレッチ性が抜群でスポーツをしているような時でも動きの邪魔になりません。
そのため、カジュアルウェアとして着るのも良いものの、ジャージ素材に物足りなさを感じているアスリートが練習着としてダンボールニット素材の商品を用いるのも良いでしょう。
その他、構造の関係で生地にハリがあるため素材が体にまとわりつかない点も大きなメリットと言われます。
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