沢村栄純の成長と秋の大会まで
沢村栄純は中学校では田舎の弱小チームで野球をしていたことからもまともな指導者に野球を教わっていなかったことからも野球の「や」の字もルールを理解しておらず、ボールの握りは鷲掴みといったでたらめなスタイル、おまけに勉強に関しては小学校の分数で止まっていたという程おバカさんでした。
しかし、そういった環境で育ったからこそ逆境に負けない強いメンタルと打者の手元で急激に変化するムービングというピッチャーにとって魅力のある武器を持ち合わせたのも事実であり、そのおかげでスカウトの目に止まり東京の強豪校である青道高校に入学することができました。
青道高校に入り、あらゆる壁に当たりながらも沢村は1年生の夏の大会でベンチ入りメンバーとなり大会でも登板する機会を与えられました。
惜しくも決勝戦で稲城実業に9回裏の末に逆転負けを喫してしまいますが、その悔しさをバネに秋の大会では急成長を遂げチームの優勝に貢献しました。
この秋の大会中に沢村は夏の大会では打者のインコースに対して投げなかったのに対してアウトコースやタイミングを外すチェンジアップを習得するなどしてピッチングの幅を広げていきました。
2年生の初めから最新話まで
2年生の初めは選抜高校野球から始まり青道高校は順当に勝ち進みますが、準々決勝で昨年の夏の覇者、巨摩大藤巻に敗れてしまいあっという間に大会は終わってしまいました。
その後、春の大会を通して沢村は急速を上げつつカットボール改やスプリットなどの球種を増やし再び急成長をしていきます。成長に伴って徐々に結果を出し続けるようになり夏の大会ではエースナンバーをつけるまでになりました。
そして大会を通して沢村は安定したピッチングを身につけつつ、準決勝の前までに新球種のスプリット改を習得し準決勝では完投することに成功します。最新話では決勝戦で再び稲城実業と戦っており7回裏からリリーフとして投げています。
原作の大まかなあらすじはこのような展開となっていて、アニメの方では沢村が夏の大会で2度目の登板をするところまで放送されました。
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