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転スラの3期がひどいの理由は?アニメファンが2期と比較して考える内容を検証してみた

アニメ
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そもそもアニメの転スラは評判が悪かった?

実は、アニメ版の転スラは原作ファンからの評判はあまり芳しいものではありませんでした。

というのも、会議や話し合いといった登場人物の会話に尺を大きく割いており、名場面を端折ってしまうなど、構成に難があるという問題点が指摘されていたのです。

しかし、原作を読まないと正確な意味がわからない専門用語の説明が省略されているなど、原作未読の人からも首を傾げる場面があり、ターゲット層がややぶれている状況にもありました。

とは言え、話のテンポが良い、日常回でも程よく緊張感を保った雰囲気を出しているなどの好意的な意見もあるほか、原作の骨子である「最弱とされるスライムに転生してしまった主人公が仲間の力や政治力などを駆使して奮闘する」というテーマはしっかりと描いていることは評価されています。

事実、一期と二期の映像ソフトは通算で10000枚以上売り上げており、劇場版の公開も決まっていることから、人気をしっかりと集めていることは明らかです。

もちろん、原作人気あってこそのアニメの人気ぶりではありますが、アニメから参入した人も多少の賛否こそあれ全体的には好評価を下していることが伺えます。

Web版の最終話から来る不安

三期では原作書籍版の8巻以降の内容が描かれることが想定されますが、その際に不安視されているのがWeb版の終盤の展開です。

詳細なネタバレは避けますが、Web版では主人公のリムルが全ての戦いに決着をつけた後、「最後の心残りを片付ける」として転生前の世界へ飛び、通り魔に刺殺されるはずだった前世の自分である三上悟を蘇生させるという展開が存在します。

その後、病院で目覚めた悟は見舞いに来た部下に対して「自分が異世界転生していた」ことを夢物語として語るところで物語が終わるのです。

この一種の「夢オチ」や「それまでを無にするようなご都合主義的な展開」が公開当初は賛否両論となりました。今後アニメ第三期の内容がWeb版の内容をなぞった場合、この夢オチ結末が語られるのではないか、という可能性もゼロではないのです。

しかしながら、アニメ版が下敷きにしているのは書籍版です。書籍版ではWeb版とは展開が大きく異なっているため、Web版で語られたのとは別の結末が描かれる可能性が指摘されています。

書籍版がまだ決着していない以上どうなるかは不明ですが、書籍版、ひいてはアニメ版の結末に関しては過剰に不安視する必要はないだろうと言えます。